給湯器に関する用語集

省エネ製品等の名称

エコジョーズ(ecoジョーズ)

エコジョーズとはecology(エコロジー) joint(ジョイント) energy(エネルギー) system(システム) という単語から作られた造語で、潜熱を利用することで熱効率を高めた高効率の給湯器のことです。潜熱回収システムにより給湯熱効率を約95%にまで向上させ、省エネルギーを実現。ガス使用量が約13%削減できるため、ランニングコストを減らすことが出来ます。

エコウィル(ECOWILL)

エコウィル(ECOWILL)とは、都市ガスやLPガスを燃料とするガスエンジンで発電を行い、その際に発生する排熱を給湯などに利用する家庭用コージェネレーションシステムで、「エコウィル」はその愛称です。

エネファーム(ENE・FARM)

エネファーム(ENE・FARM) とは、都市ガス・LPガスなどから、改質器を用いて燃料となる水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて発電するシステムで、発電時の排熱を給湯に利用する家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの愛称です。

エコワン(ECO ONE)

エコワンとは、電気とガスのメリットを掛け合わせることで、それぞれの良いところを組み合わせたリンナイの開発したハイブリッド給湯器。空気熱を活用した電気の「ヒートポンプ」と、ガスの高効率給湯器「エコジョーズ」が、最大の相乗効果を発揮する給湯システムです。
瞬発力のあるエコジョーズが常にバックアップサポートすることで、ヒートポンプのポテンシャルを最大限に引き出し、高い省エネ性を実現します。

ソラモ(SOLAMO)

屋根やバルコニーに設置した集熱パネルで太陽熱を吸収し、その熱でタンク内の水を温め、給湯やお風呂、暖房に利用するシステムです。

コージェネ

コージェネレーションまたはコジェネレーションともいわれ、熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称。
主な種類として、ガスタービン、ガスエンジン、燃料電池などがあります。

給湯器の性能等に関する用語

号数

ガス給湯器の給湯能力は号数で表記されます。1号とは、1リットルの水を1分間に25℃上昇させることができる能力をいいます。24号なら、24リットルの水の温度を1分間に25℃上昇させることが出来ます。したがって水温と設定温度との温度差が25℃以上になると、給湯能力はダウンします。
なお、給湯能力を1時間あたりのガス消費量に換算すると1号=1リットル/分×25℃×60分=1,500(kcal/h)≒1.74kWとなります。

Q21 クオリティ21

1・湯温・湯量の安定性の向上(基本性能の向上)
2・自己診断機能の搭載(安全性の向上)
3・低NOx化の推進(環境保全への適応)

の3点を向上させることを目的として、各給湯器メーカーが共同で開発し、仕様を標準化した給湯器です。
今までの給湯器は、蛇口をひねってからお湯になるまでの時間が長い、シャワーを開閉するたびに湯温が大きく変動する、水圧の低い地域では十分な能力が出ない、などの不満点が多く寄せられていました。
「クオリティ21」では、こうした不満点をできる限り解消するとともに、異常燃焼を検知する機能を搭載することにより安全性を高めています。また、大気汚染の原因となる窒素酸化物(NOx)排出量を低減する新バーナーを搭載しています。

高温差し湯(高温水供給)

浴槽内のお湯の温度が下がった際に高温のお湯を差し湯して追い焚き感覚が得られる給湯器になります。比較的関西地方で多く普及しています。

元止式・先止式

台所などに設置される小型瞬間湯沸器には元止式及び先止式の機器があります。元止式はお湯を使用したい場所に湯沸器を設置し、機器本体の出湯管から直接お湯が出るタイプ。
先止式はお湯を使う場所に湯沸器を設置出来ない場合、配管をしてお湯を使う場所まで給湯配管をするタイプ。なお、先止式の機器であれば2箇所以上に給湯配管をすることが出来ます。

貯湯式湯沸器

貯湯式湯沸器は、機器内の貯湯槽内にあらかじめ貯えた水を加熱する構造のものをいいます。水圧により給湯配管をして離れた場所へ給湯することが出来、一定高温のお湯が得られます。

直圧式湯沸器

直圧式湯沸器は、水道の圧力をそのまま機器内の熱交換器に通過させ炎を当てることで瞬間的に水をお湯に変えます。そのため、一般的に貯湯式の機器と比較して水圧が高くなります。

Q機能

断続使用時も温度差が少なく快適にご利用いただくための機能です。
出湯配管5m先で、1分後・5分後の再出湯時に設定温度±3℃以内の湯温となります。

水量サーボ

設定湯温と入水温に対して、能力いっぱいの出湯量を調節する装置。

ステンレス SUS304・SUS430

風呂釜の外装は、ステンレス素材になっていますが、SUS430というステンレスを使用している機器とSUS304というステンレスを使用している機器があります。
SUS430と比較して、SUS304の方が耐久性があり錆びにくい材質になります。

設置形態等に関する用語

開放式

開放式ガス機器とは、燃焼用の空気を屋内から採り、燃焼排ガスをそのまま室内に排出する方式。開放式ガス機器を屋内に設置する場合、換気が悪いと時間の経過とともに室内の空気が排ガスで汚染されます。これに伴い、燃焼に必要な新鮮な空気が不足してガス機器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒の原因となります。

密閉式

密閉式ガス機器とは、屋内空気と隔離された燃焼室で、屋外から取り入れた空気により燃焼し、屋外に燃焼排ガスを排出する方式のガス機器。

BF式:自然通気力により給排気を行う機器。バランス型風呂釜など。
FF式:給排気用送風機により強制的に給排気を行う機器。

半密閉式

半密閉式ガス機器とは、燃焼用の空気を屋内からとり、燃焼排ガスを排気筒で屋外に排出する方式の機器。

CF式:燃焼排ガスを自然通気力により排出するガス機器。CF式風呂釜など。
FE式:燃焼排ガスを排気用送風機により排出するガス機器。FE式給湯器など。
チャンバー式:開放廊下に面した専用設置部分(チャンバ)を利用して設置する方式のガス機器。

屋外式(RF式)

屋外式ガス機器とは、屋外に設置するように設計されたガス機器。

壁貫通式(ホールインワン・バスイング・カベピタ)

給湯機器を壁の中に組み込むことができ、その分浴槽を広く出来るタイプの給湯器。一般的にバランス型風呂釜からの交換で、浴槽を広くしたい場合に採用します。

その他用語

BL商品

一般財団法人ベターリビングが、快適な「住まい」にするために住宅部品を適正に審査し、品質・性能及びアフターサービス等に優れた住宅部品だけを「BL部品」として認定しています。認定されたBL部品は、「BLマーク」で表示されています。
「BL部品」は、保証と賠償の両面からの「BL保険」が付いており、いつまでも安心して使える住宅部品です。
「BLマーク」はいわば安全で快適な住まいのシンボルであり、部品選びの目印となるものです。

ウォーターハンマー現象

ウォーターハンマー(水撃作用)とは、配管内を通る水が瞬間的に停止されることで水が流れる圧力が逃げ場を失い、圧力エネルギーに変換され、配管内の圧力が急上昇して起こります。特にシングルレバー水栓は、すばやく閉まるため、勢いよく水を流した後に起こりやすくなります。
ウォーターハンマー現象を防ぐには、水栓をゆっくり閉めるか、ウォーターハンマー防止器を設置する等の対策を行います。

共用ダクト

集合住宅において、建物中央部の外壁に面しない部分にガス燃焼器を設置する場合には、給排気用の共用立てダクトが設けられています。
建物全体の排気量を計算した上で機器が取付されており、建物の中の1件が規定を超えた排気量の機器を設置しただけで、全体の排気のバランスが悪くなり、他の部屋で不完全燃焼を起こしたりするケースもあります。そのため、共用ダクトに機器を設置する場合は注意が必要です。

TES

TESとは、ガス温水暖冷房システムのことをいいます。ガスによって温められた温水を使うセントラル暖冷房システムで、TOKYO GAS ECO SYSTEMの略語です。
一般的には、熱源機としてガス機器を設置し、浴室や台所などに給湯するとともに、各部屋の暖冷房機に温水を送り、暖冷房を行えるようになっています。

ドレン排水(エコジョーズ)

潜熱回収型給湯器(エコジョーズ)は、機器の構造上、2次熱交換器で顕熱および潜熱を回収するため、燃焼時に最大80ml/分〜100ml/分程度のドレン水が排出されます。そのため、機器からドレン水を排出するための配管が必要になります。なお、ドレン水(酸性凝縮水)は排気ガス中の水分が凝縮して発生するもので、炭酸カルシウム系天然石を中和剤とした機器内にある中和器を通って排水されます。中和剤は15年相当の充填量を有し、ほぼメンテナンスフリーを実現しています。

長期使用製品安全点検制度

長期間の使用に伴い生ずる劣化(経年劣化)により安全上支障が生じ、 特に重大な危害を及ぼすおそれの多い9品目について「長期使用製品安全点検制度」が設けられました。
長期使用製品安全点検制度対象商品を設置した場合、設置から10年後に点検を受けることが義務付けられております。(有償になります)

[長期使用製品安全点検制度 対象商品]
屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス用、LPガス用)、屋内式ガスふろがま(都市ガス用、LPガス用)、石油給湯機、 石油ふろがま、密閉燃焼式石油温風暖房機、ビルトイン式電気食器洗機、浴室用電気乾燥機

特定保守製品

長期使用製品安全点検制度の対象となる9品目。

バスヒーター

以前の暖房機能付ガス給湯器に採用されていた追焚方式。浴槽の穴の裏側に暖房用の約80℃の温水が流れている熱交換器があり、そこに浴槽内のお湯を通して加熱する追焚方式。浴槽内のお湯を直接温めるのではないため、間接追焚とも呼ばれます。浴槽に設置されているハンドルを回して開閉することにより、暖房用温水を循環させます。

循環金具

追い焚き機能付の機器の場合、浴槽内の側面に設置されているお湯を循環させるための部品。循環金具の裏側では往きと戻りの2本の配管が繋がれており、浴槽内の冷めたお湯を給湯器に戻し、給湯器内で再加熱したお湯を浴槽に入れる役割があります。接続されている配管の材質や接続の向きによって使用する商品が変わってきます。

OEM

Original Equipment Manufacturerの略で、他社ブランドの製品を製造することになります。

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